“美食のアップサイクル”を将来像の核とする“長柄町バイオマス産業都市構想“。 持続可能な地域経済と環境の好循環により地域を活性化
“美食のアップサイクル”を将来像の核とする“長柄町バイオマス産業都市構想“。 持続可能な地域経済と環境の好循環により地域を活性化
千葉県長柄町
マップ&リストN0.018
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取材:協議会 杉⽥事務局⻑ 内川監事
取材協⼒:長柄町産業振興課 バイオマス産業都市推進室
2026年10月10日公開(記事は、2026年4月取材時の内容)
アース式ダムとして、日本最大級の長柄ダム出所:長柄町ホームページより
人口約6千人の長柄町が位置する房総半島のほぼ中央部の丘陵地には、古くから人が住み続け、旧石器時代の石器、縄文土器の出土する遺跡や、全国的にも珍しい高壇式(こうだんしき)と呼ばれる、墓室床面が入り口よりも高い位置に築かれている長柄横穴群が分布しています。
1985年、豊富な地下水は水源地として、主に土を台形状に建設するアース式ダムとしては、日本で最大級の長柄ダムが完成。長生郡市他、周辺地域一帯の水源として大切な役目を果しています。
地域の自然を生かし、その時代に合った暮らし方や産業を生み出してきた長柄町では、千葉県内では他の市町村に先駆けて、バイオマス産業都市を標榜し、環境にやさしく持続可能な循環型経済・社会を目指しています。
房総サーキュラーエコノミー推進協議会は、長柄町役場を訪ね、プロジェクトの目的や経緯、今後の展望について取材しました。
地域のバイオマスを有効活用して産業を興し、資源・エネルギーを地域で循環。
地域の特色を生かし、環境にやさしく災害に強いバイオマス産業都市を実現
長柄町では、 2021年(令和3年)から2030年(令和12年)までの10年間における、長柄町第5次総合計画を策定。街が目指す将来像 “水と緑と笑顔が輝くヒューマンリゾート長柄”を実現するための具体的な取り組みをまとめ、人口減少や地域の活性化等に取り組んでいます。
2026年(令和8年)、第3期総合戦略を基本政策として、長柄町バイオマス産業都市構想を策定しました。
2026年3月3日、長柄町は、バイオマス産業都市推進協議会のオブザーバーである関係7府省(内閣府 総務省 文部科学省 農林水産省 経済産業省 国土交通省 環境省)が共同で選定しているバイオマス産業都市において、千葉県で初めて認定を受けました。
全国で107市町村。長野・山梨・静岡を含む関東ブロックでは12市町村が選定されている、とても先進的な取り組みです。
バイオマス産業都市とは、「地域に存在する食品残渣・森林残材・家畜糞尿等のバイオマスを有効活用し、地域の産業創出と地域循環型のエネルギーシステムを構築することで、地域の特色に合わせた、環境にやさしく災害に強いまちづくりを目指す地域」。
出所:農林水産省 大臣官房環境バイオマス政策課『バイオマス産業都市について』令和8年5月
長柄町は、バイオマス産業都市構想における5つの事業化プロジェクトを通して、バイオマス活用を促進し、事業の成果達成に取り組んでいます。
なお、バイオマス産業都市構想の実現に向け、財源確保等のために、府省とのネットワークを活用して、複数あるバイオマス関連の事業、補助メニューから、活用できる事業・メニューを選択し、申請していくようです。
出所:千葉県長生郡長柄町『長柄町バイオマス産業都市構想』令和7年10月
出所:千葉県長生郡長柄町『長柄町バイオマス産業都市構想』令和7年10月
籾殻や鶏糞、食品残渣、剪定枝葉等を活用
本構想で活用を検討しているバイオマスは、主に長柄町における基幹産業の米を生産した際に廃棄される籾殻や鶏糞。
その他、各種リサイクルから一般廃棄物・産業廃棄物収集運搬及び中間処分業を営む、みどり産業株式会社が所有している堆肥工場において、2026年現在、食品残渣しか受け入れができない施設を、地域から発生する汚泥や剪定枝葉・刈草・もみがら等も堆肥化できる施設にリニューアルしていく予定もあるのだそう。
また、国内屈指の規模を誇る飲料の受託製造(OEM)専門会社、ジャパンフーズ株式会社が飲料水を製造した際に出る茶殻。
さらに、信和リース株式会社グリボーン長柄(以下 グリボーン長柄)によって処理される、林業における廃材等も。構想では、一般家庭から排出される剪定枝を、中間処理施設という扱いで、グリボーン長柄でチップ化し、さらに、みどり産業で堆肥化する仕組みを検討しています。
これらバイオマス資源を活用して持続可能な事業と地域社会を目指すのがバイオマス産業都市構想です。
なお現在、長柄町には酪農、養豚を営む事業者はいません。
また、林業専門家も森林組合もなく、県の森林組合に森林整備を依頼していますが、製材所が3事業所あり、おが屑の活用も検討中とのこと。
また、農家が減少するなか、地域から出るバイオマス堆肥を使って米や野菜を栽培し、それらに付加価値をつけて販売し、農家の所得向上を図る計画です。
経済波及効果は、トータル6億7千万円。
就業誘発雇用人数は、4名を見込む
経済波及効果として見込む6億7千万円は、関係事業者であるみどり産業、ジャパンフーズ、グリボーン長柄、その他関係企業・団体から出た収益を積算した数字です。
また、就業誘発雇用人数が4名とは、とても控えめな数字に見えます。
“現状では、長柄町の若者は、町外に出てしまうので、少しでも引き止めたい。地元雇用等を含め、最低ラインとしてこれぐらい。そこから広げていきたい。
まずは、長柄町に若者が働く場所がある、と言える拠点をつくりたい。当初の見込みより実績値が上回れば、その後のモチベーションも上げられる”と考えているようです。
以前、房総サーキュラーエコノミー推進協議会が取材した、みねやの里(いすみ市)によると、長年、学校給食向けの有機栽培米に取り組むなかで “いすみ市は、有機農法のまち” というブランディングが浸透・拡大し、有機農業に興味関心のある移住者を引き寄せているようです。
他方、みねやの里は、ようやく1名の雇用に繋げられたとのこと。
いすみ市の状況を踏まえると、4名という数字は、とて堅実に見えます。
いすみ市の“有機農業”に対して、長柄町の“バイオマス産業”といったブランディングにより、移住者を含む関係人口を増やしながら、新規就業に繋げることが期待されます。
▶︎“みねやの里(いすみ市)”について、詳しくはこちら
農業の活性化からまちづくりまで、全町を挙げた取り組みに
2024年度(令和6年度)にプロジェクトをスタートし、勉強会を4回開催。
当初のメンバーは、“何かやりたい” ”何かできるはず”と考えている、地域の認定農業者を含む農家、みどり産業、ジャパンフーズ等が中心でした。
なお、認定農業者は、自ら作成した5年後の農業経営改善計画が市町村等に認定されることで、農地や資金の優先的な支援、税制上の特例措置などのメリットを受けることができるそうです。
人口減少と高齢化、高齢者の離農が進むなか、最初に “やろう” と考えたのが、“長柄町の米はうまい” と言われてきた米をテーマに地域を活性化すること。
例えば、ブランド米をつくって、付加価値をつけて、一般に流通する米よりも高く売れるようにすることでした。
“地域の農業を活性化させたい” という想いで勉強会を繰り返すなかで、“バイオマスを活用した産業都市”というアイデアが出てきたそうです。
これは、長柄町役場だけでは実現できないため、地域を挙げて取り組む構想として、策定に至りました。
そして、2025年度(令和7年度)バイオマス産業都市構想の策定協議会を立ち上げました。
農業の活性化から始まった構想ですが、産業面だけでなく、まちづくりに係ることから企画財政課等、全庁を挙げて取り組んでいます。
また、取り組みを初めて3年目となる2026年4月現在、バイオマス産業都市構想の認可を受けたことから、町内全域に広げる取り組みとして、参画する企業や団体、個人を増やしていく段階に入ったそうです。
“米は、バイオマス活用で、年々美味しくなっています”
勉強会で発案された“地域でつくった堆肥を使ったブランド米“というアイデアについては、農家の協⼒を得て試験的に生産を開始しています。
実際に栽培したところ、予想通り美味しい米ができたそう。
長柄町の堆肥を使った田んぼと、使っていない田んぼから収穫した米について、米に含まれる成分を測定・分析して美味しさを数値化した “食味値” を計測したところ、初年度は堆肥を使った田んぼのほうが食味値がやや高く、2年目はさらに高まった、というデータが取れました。
試験を継続すると同時に、みどり産業では、例えば、田んぼに特化した肥料や、畑に特化した肥料を研究開発していく計画がある、とのこと。
今後より一層、食味値を上げる方法を追求していくようです。
なお、完成したブランド米や野菜は、“道の駅ながら” に併設されている直売所、“産直広場 太陽”等で販売される見込みだそう。
長柄町の水田にバイオマス堆肥を散布する様子 出所:千葉県長生郡長柄町『長柄町バイオマス産業都市構想』令和7年10月
低予算のなか、策定協議会として自力でまとめ上げた構想。
今後は、推進協議会を設置して5つのプロジェクトに取り組む
自治体が構想を策定する際、一般的には専門のコンサルタントが参加するそうですが、長柄町では、予算が限られることから自らまとめたそうです。国へのプレゼンを自前で行うことは珍しく、長柄町が本構想にかける意気込み、本気度が伝わってきます。
策定協議会メンバーから出された様々なアイデアを、町役場内に設置した事務局で取りまとめ、同じくメンバーで、長柄町タウンアドバイザーを務める千葉大学大学院の田島翔太准教授が構想について精査し、アドバイスされたそうです。
構想は長期計画で、ゴールは10年先。5年後に中間評価を行い見直しを図る予定です。
本当にバイオマス資源が不足しないか? 懸念がないわけではない、とのこと。
5年程度かけて検証し、最終的には近隣の市町村の協⼒を得ながら、資源を確保していくことも視野に入れているようです。
事業化プロジェクトの取り組み工程出所:千葉県長生郡長柄町『長柄町バイオマス産業都市構想』令和7年10月
房総サーキュラーエコノミー推進協議会としては、循環経済・社会を実現するために、経済合理性を考えると、より広い地域、より多くの関係者の参加が不可欠、と考えていることから、長柄町の取り組みが近隣市町村に拡大することは、大変好ましく理想的、と考えます。
構想の推進体制出所:千葉県長生郡長柄町『長柄町バイオマス産業都市構想』令和7年10月
構想を策定する上で、まず策定協議会を立ち上げましたが、今後は、策定協議会メンバーを含め、新たな企業・団体、個人にも参画を求め、推進協議会という組織体に移行する予定で、2026年4月現在、準備中とのこと。
さらに、役割分担として、推進協議会を母体として、5つのプロジェクトそれぞれに部会等を設置して、各部会ごとに協議したことを推進協議会で取り上げていく方法を考えているそうです。
廃棄物の単純焼却と処理コストを削減する等、
“コンパクトタウン長柄“を推進しながら、町を活性化し産業を振興
長柄町における将来イメージとして、地域の農林業や食品産業等から発生するバイオマス資源を有効活用して、町独自の循環型経済・社会のモデルとなるような、“コンパクトタウン長柄” の実現を目指しているそうです。
現在、長柄町の一般家庭から出る食品残渣やごみは、長生郡市広域市町村圏組合が運営する環境衛生センターごみ処理場に持ち込んで焼却して熱回収する、といったサーマルリサイクルを行なっていますが、今後は町内で堆肥化して、さらに循環が続くリサイクルを目指しています。
なお、サーマルリサイクルは、廃棄物を燃やすことで得られる熱を利用して終り。それ以上循環しないことから、CE推進の立場からは、サーマルリサイクルを減らし、より資源が循環するマテリアルリサイクルやケミカルリサイクルへ移行するよう、啓発されています。
▶︎3つのリサイクル方式について、詳しくは、東洋スチレン取材記事を参照
また、長柄町から出たごみは、負担金という形でコストに跳ね返ってくるため、“バイオマス資源だけでも有効活用して、負担金を減らすことで、町内で農業や人口減の対策に使っていきたい” と考えているようです。
さらに、本構想は、バイオマス利用による町の活性化にとどまらず、総合計画でうたっている、人口減少対策や離農を背景とした新規就農者対策、雇用の受け皿となる新規参入企業の誘致を推進する、といった多面的な計画なのだそう。
“特色あるブランド米を開発することで、従来の米と差別化を図る” という取り組みについては、総合計画に基づくバイオマス構想、と位置づけているようです。
構想のゴールは “美食のアップサイクル”
長柄町で、すでに堆肥工場を営んでいるみどり産業では、青汁やグリーンスムージーの原料となる地中海原産のアブラナ科のケールを栽培し、エアラインの機内食その他、様々な方面に出荷予定とのこと。
同社では、スムージーの他に、“長柄町の味“ と言える農産物を開発し、地域内で製造できる商品を検討中。
これらの活動をまとめるキーワードが “美食のアップサイクル”。
堆肥化を含む循環のなかで、健康的で美味しい食べ物を味わうことのできる、QOL(Quality of Life=生活の質)の高い町民の暮らしぶりを想い描いているようです。
栄養価の高いケールは、地域住民の健康増進にも繋がる製品として、町内の学校給食や病院食への提供、また圏央道を活用した首都圏の健康市場への展開を目指しています。
長柄町で“美食”と言えば、自然との触れ合いから心と体のケア、スポーツ、新しい食等の体験を提供している“リソルの森”や、そのなかにあるレストラン“翠州亭(旧スイス大使館)”を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
企業や学校の研修でも人気の“リソルの森”。今後、バイオマス利用において欠かすことのできない食品残渣について検討するなかで、同館と連携して、より大きく、魅⼒的な物語を紡ぎ出すことが期待されます。
バイオマス資源の賦存量が不足すれば、補充できる仕組みに
長柄町にあるバイオマス資源の賦存量(推計された総量)について、例えば、みどり産業の堆肥化工場での生産量や、町内の森林整備で排出される杉材等の森林残渣等をすべて調査。
長柄町だけでは持続可能と言い切れないため、最終的には長生郡市等、広域連携を視野に入れていく必要があるようです。
みどり産業は、廃棄物の収集運搬の免許を持っているため、不足があれば補充することも可能。
また、同社では、今後3〜5年程度かけて、事業用地を拡張する計画があり、その分の数字も見込んで、生産される堆肥も増量される見通しだそう。
なお、2026年4月現在、本構想に協⼒している企業・団体は、みどり産業とジャパンフーズ、グリボーン長柄。今後、参画する事業者が増えれば、異なる考えも出てくるでしょう。
参画する企業・団体の公募までは考えていないそうですが、町内の企業誘致担当部署とも連携して進めていく予定とのこと。
バイオマス産業都市構想を認可された市町村で実施する場合、国等からの補助金の補助率が変わってくるため、新規の事業者も増やしたい考えのようです。
なぜ籾殻は、利用されず廃棄されてしまうのでしょうか?
籾殻利用の問題と課題。
例えば、長柄町にある池澤加工株式会社では、籾殻(もみがら)をいぶし焼きにして炭化させる、園芸・土壌改良資材である燻炭を生産。農業用資材のほか、工業用資材として、千葉市のJFE等で製鉄用の保温材に使われていますが、多くの場合、田んぼで焼却されているそう。
本構想では、田んぼで焼却して土壌改良に役立てたり、そのまま土に入れて堆肥化しているものは「未利用」としてカウントしているそう。
なお、本構想では、地域内で循環させることが前提とのこと。
長生郡市における行政関係者の会合でも、籾殻は焼却時に煙の匂いが出るため問題視され、農家は処分に困っているため、引取先や利用方法を見つけることも課題の一つだそう。
今後は、未利用の籾殻をみどり産業で受け入れ、堆肥に混ぜる等、検討していくそうです。但し、他のバイオマス資材と混ぜると、堆肥化における重要な発酵分解の過程で、水分が飛んでしまう、といった問題があるのだとか。
植物由来の伝統的な資材であっても、産業化するには乗り越えなければならない技術的なハードルがあるようです。
環境教育やツーリズムにおいて、誘致したい対象者、ターゲットは?
一番は、地元に向けて “町内で排出されたバイオマスが、このように還元され、繰り返し循環するんですよ“ と発信すること。
長柄町は、“ブランド米を開発して、町外だけではなくて、給食センターを通して町内の学校で米を食べて育ってほしい。また、このお米は、みんなの食事の食べ残し等が堆肥になって再び田んぼに戻り、次に収穫する米の栄養になっている。この循環がずっと繰り返されるんだよ”といった食育に繋げるイメージを持っているそうです。
プロジェクトには、堆肥の生産を中心に見学ができる施設を設定して、どのようなモノが堆肥の原料に使われ、どのような堆肥が生産されて、みんなの食べる米や野菜になる、というような循環や環境教育に係るプログラムが含まれています。
また、長柄町で取り組んでいるグリーンツーリズムやアグリツーリズムと呼ばれるような、体験型農業との連携も考えているそうです。町外からやってくるツーリストに対して、“実は、この米は、こういう物語でできています”と語り、興味を持ってもらいます。
そして、町外の人が興味を持つと「自分たちの町はすごいところ」と、子どもたちの自慢、自信に繋がります。地元に対する愛着や誇り、といったシビックプライドの醸成には、町外からの注目が地域に気付きを与える、といったミラー効果が有効、と言われています。
構想では、堆肥工場の見学・視察を中心に据えていますが、体験して、美味しい食材や料理を食べて、宿泊してもらえれば、関係人口、交流人口における量的な拡大だけでなく、継続的な関係性を構築することもできそうです。
魅⼒的な体験メニューを継続的に開発・発信していくことで、ツーリストやビジターのバイオマス循環への理解、長柄町への好感度を向上させることが目標となりそうです。
アグリパーク イメージ図出所:千葉県長生郡長柄町『長柄町バイオマス産業都市構想』令和7年10月
堆肥化に向かない廃棄物は、メタン発酵させてエネルギーに転換し、熱源としての利用を検討。
他方、木材固形燃料を農業分野や工業分野で活用したり、災害時には固形燃料で事業継続を可能に
食品残渣が付着したプラスチックを洗浄した洗浄液を、メタンガス発酵させて熱源に利用するための施設を建設予定なのでしょうか?
現在、対応できる施設はありませんが、元住人で、町内に実験施設を持つ町外の企業があり、構想策定後、メタン発酵の関係で相談しているが、プラントを建設するのに時間がかかるため、土地を探している段階なのだとか。
また、籾殻や燻炭といった木材固形燃料を農業分野や工業分野で活用できるよう調整中で、災害時には固形燃料で持続的に事業が取り組めることを検討しているそう。
長柄町では2019年に最長で2週間近く停電が発生。
災害時の発電に使え、その他、風呂等も電気がなくても沸かせる、といった方向で考え、風呂等の施設を新設するのではなく、固形燃料を活用する想定で、町の温泉施設を改修できれば、災害時に町民を受け入れられる、と考えているようです。
災害への備えが求められる、バイオマス産業都市はならではの施策、と言えそうです。
バイオマス産業都市を目指す長柄町。
関係者自ら企画し、実践していくプロジェクトは、まさに資源・エネルギーの自給自足であり、また、地産地消を循環させていく試み。
町内・町外を巻き込み、循環経済・社会に対する理解者・協⼒者を増やし、循環の輪を広げていくことが期待されます。
房総サーキュラーエコノミー推進協議会では、今後も長柄町の取り組みを取材し、記事として紹介していきます。
皆さまの、循環経済・社会への参加とご協⼒を、お待ちいたしております。
一般社団法人 里山ソーシャルデザイン
千葉県長生郡睦沢町岩井深田522
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