ペットボトルキャップを買い物カゴ等にリサイクルする株式会社スーパーメイトによる、ペットボトルキャップからつくられた、人造大理石のようにも見える、天板や椅子の座面。実用強度も満たしているそう。
サーキュラーパートナーシップEXPOを訪ね、 地域や企業の先端的な取り組みを視察し、連携について模索しました
2024年12月4日~6日、東京ビッグサイト東4ホールにて、サーキュラーエコノミー(循環経済 以下 CE)実現に向け、幅広い関係者との交流を目的に、初開催されたサーキュラーパートナーシップEXPO。
主催は、日本経済新聞社。カンファレンスは、経済産業省と共催。
房総サーキュラーエコノミー推進協議会(以下 協議会)が参画する、サーキュラーパートナーズ(CPs)会員をはじめとした企業・団体が出展しました。
協議会は、カンファレンス『地域で作り上げるサーキュラーエコノミーの仕組み ~地域での循環・グローバルに広がる循環~』に参加しました。
神戸市では、プラスチック資源の回収ステーションを設置したところ、普段引きこもりがちな高齢者がゴミを持って訪ねてくれる等、世代を越えた新たなコミュニティの創出につながったそう。
CEの効果・目的として、ゴミ処分場の削減、地球温暖化の緩和、生物多様性の維持、経済安全保障、新たな成長産業(競争力の源泉)などが挙げられますが、コミュニティの創出が確認されたことで、CEは、つながる社会の出発点となり得ることが実証されました。
また、「サーキュラーシティ蒲郡」を標榜する愛知県蒲郡市の取り組みからは、市長の強いリーダーシップが、CEの牽引力になることを学びました。
家電のリサイクル材からつくられ、三菱電機の炊飯器や冷蔵庫、エアコン、換気扇、掃除機等の展示スタンドより
協議会は、千葉県に所在する出展企業を探して、三菱電機株式会社とグループの株式会社ハイパーサイクルシステムズ、株式会社グリーンサイクルシステムズの連携を紹介する展示スタンドを訪ねました。
ハイパーサイクルシステムズ社の特徴は、家電製品やOA機器等に含まれる有用な資源を効率的に取り出し、純度の高い素材として甦らせることだそう。
グリーンサイクルシステムズ社は、家電リサイクル由来のプラスチックや金属を、独自の先端技術で素材化再生。再生プラスチックについては、全自動選別システムと改質プロセスにより、三菱電機の家電製品ばかりでなく、自動車、建築材料、事務機器等、様々な産業分野に利用されている、とのこと。
協議会は、いつか両社を訪ねて工場を見学し、地域連携についてお話を伺いたいと思います。
一般社団法人 里山ソーシャルデザイン
千葉県長生郡睦沢町岩井深田522
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